【FF14復帰日記2】エモートを忘れた人の話
仲間が笑顔でこちらに手を振っている。
その様子が久しぶりにインした私の心に刺さった。
応えないと。せっかく手を振ってくれたのだから。
・・・・。
あれ…？
簡単なことだ。手を振るなんて誰でもできる。
なぜかできない。
なぜか。
ああ。分かった。
理由が分かった私は心の中で叫んだ。
エモートの仕方を忘れたぁぁぁ！！！！！
ジャンプの仕方さえ忘れていたのだから当たり前だ。
エモートのやり方なんて頭の中から吹っ飛んでいた。
まずい。エモートのやり方を忘れた…？
それはもはや感情を失ったと同じじゃないか。
なにより無視されたと思われたらまずい。
必死に『エモート』のメニューを探す。
流れる緊張の時間。数秒間か、数分間かどれくらい経ったか分からない。
耐えられない…
チャットを開き
『エモートの仕方わすれてしまったｗ』
・・・・・。
言ってしまった。
というか『ｗ』はないだろう。ふざけてるのか。
やれやれ。無視していないことを示すことはできたとほっと一息つく。
安心できたので冷静に画面を再び見つめる。
・・・。
・・あ。
なんだよ…こんなところに隠れていたのか(隠れてない)
てこずらせやがって。(勝手にてこずってるだけ)
そこにはエモートの文字。
そこから『手を振る』を選び
人生で恐らく一度しかないであろう『手の振り方を思い出す』体験をした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
いやー焦りましたね。
まずアクションの所を見ました。
FF14をやっている皆様ならお気づきになるはず。
そう、『スプリント』『テレポ』『デジョン』…
違うそうじゃない。
そうじゃないんだ。
手を振られてスプリントを使い、疾走したら…まぁ悲惨な結果になるでしょうね。
『あ、おーい』と手を振ったら短距離50ｍ走のように全力疾走したらまぁ変人認定でしょうね。
手を振られて、テレポしたら、まぁ悲惨な結果になるでしょうね。
『あ、おーい！』と手を振ったら『さいなら～』ってワープすることになるでしょうね。
シャレにならんッ！
結局手を振ることができました。最近寒いのに汗かきましたよ。
その後
『思い出したー！！』
というとみんな
『ｗｗｗ』
『ｗｗｗ』
と笑ってくれました。
そこから何もなかったかのように会話に混ぜてくれました。
嘲笑であってもいい。
笑ってくれ。
その笑いこそ救いであり癒しだから。
…意味不な締めだなぁ
次から場に合ったスクショやその時のスクショをできるだけ用意します～
Copyright (C) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
